夏の奈良を彩る一大イベント「奈良燈花会」。今年は、その美しい光景を心ゆくまで楽しむため、少し早めに奈良へ向かいました。
歴史が息づく空間で、贅沢なうな重に舌鼓
会場へ向かう前に訪れたのは、奈良ホテルのお隣にある老舗料亭「菊水楼」。創業明治24年という歴史を感じさせる、趣のある建物です。一部は国の登録有形文化財にも指定されていて、その重厚な佇まいを眺めるだけでも特別な気分に浸れました。





そんな歴史ある敷地内にあるうなぎ料理専門店「うな菊」で、少し早めの夕食をいただきました。今回注文したのは「ひな菊」コース。うなぎを贅沢に使いながらも、様々な一品料理が楽しめる、なんとも欲張りな内容です。
一杯目にはキンキンに冷えたビールで喉を潤し、二杯目には「うな菊」ラベルの冷酒をいただきました。うなぎ料理との相性も抜群で、ついつい飲みすぎてしまいそうに。




幻想的な光と、苦戦した撮影
お腹も心も満たされたところで、いよいよ奈良燈花会へ。あたりが暗くなり始めると、一斉に燈火がともり、幻想的な光景が広がります。
しかし、たくさんの人が集まるイベントなので、やはり人ごみは避けられません。場所によっては、燈火よりも人が目立ってしまう場面もありました。
今回の撮影のために、愛用しているSIGMA DP2 Quattroを持参したのですが、これがなかなか苦戦しました。このカメラは暗い場所での撮影があまり得意ではないため、思ったような綺麗な写真が撮れず…。肉眼で見た光の美しさを写真に収めるのは、本当に難しいと改めて感じました。






人ごみと撮影の苦労はありましたが、夏の夜風に吹かれながら、ゆらめく燈火の光を眺める時間は、とても素敵な思い出になりました。
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